彼氏と彼女の抱く絶対的な秘密。



想いを込めたクッキーは

あたしの心の様に

ボロボロになってくだけたまま

鞄の中で永く眠りだす





『…目、覚ましたくない…』

寝る寸前、そう思った。


朝日も、おはようの声も、何もいらない。

学校にだって行きたくない。

亜優になんて会いたくない。




それでも




―――――朝はやってくる





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