彼氏と彼女の抱く絶対的な秘密。

『…ってっ、こと、なのっ…っく』
ボロボロと泣いたまま、昨日のことを皆に話した。


「…亜優君…彼女いないってどういう事だろ」

杏梨が不安げな顔をしてそう言った。

『ほんとっ、わけわかんないっ!!なんで…?あたしは、亜優の彼女じゃなかったって事なの……?』


ひっく、ひっくと涙が止まんない。



『もうっ、…嫌いっ…。亜優のバカ!!』



少し、あたし達の間に沈黙が流れた。



そして…まーさんが言った。




「友紀が悪い」



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