〜一方通行の恋〜
「早く呼べよ、稚捺」
「----っ!!!」
「呼ばないなら教えなぁい」
「あ、、、、暁希……家どこ…?」
「よく言えました、でも俺の家こっから近くねぇよ?」
なんやねんそれー!
と言いたくなる衝動を押さえて
「じゃ-、私の家、来る?」
「……別に、どっちでも?」
「アンタ決めなさいよ!自分の事でしょーがー!」
なんなんだコイツは〜!
「いいよ、熱ねぇし、お前送って帰る」
「え?あぁ、そぅ。」
意外にそーゆーとこしっかりしてるんだ…でも熱上がられても困るしな、
「私は帰れるから大丈夫だよ、アンタは熱あるかもなんだから早く帰って寝た方がいいよ 家にご両親いるの?」
「いない、俺一人暮らし」
え、そーだったの!?
「じゃ-誰もいないじゃん!ほんとに大丈夫?」
「大丈夫だって、早く行くぞ!お前っちどこ?」
まだそんなこと言って…
「私はいいって!早く帰って寝なよねっ!じゃ、また今度」
まったく人のことばっかり、自分の心配しろっての!
私もおなか空いたし早く帰ろーっ…

----パシッ!----

え?誰かに腕捕まれたっ!?
「ねぇ、君いま暇?俺達と遊ばない?」
へ…?
「あの〜、私あなたたちの事知らないんですけど…」
「いーじゃん遊ぼうよ〜 1人だし暇なんでしょ?」
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