ハツコイ*
最初はお母さんの知り合いのところでアルバイトして


地道に稼いでた。


でも貯金が底をつき、家賃も払えなくなって


高校にいかずに働こうかとも考えた。


そんなとき、援助交際の存在を知った。


一回だけなら、とやってみた。


こんな簡単に稼げるのか、と思い


一回ならず、何度も援助交際をした。


アタシの過去を話せばみんな同情してくれて


お金をくれた。


アタシの中では男なんて貢いでくれる「道具」でしかなくなってた。


友達はみんな恋をしてたけど、アタシは恋なんてするひまもなかったし


お金があればなんでもよかった。


何人も付き合おうと迫られた。付き合ったけど


アタシが使うだけ使って別れてた。


ある男と付き合ったときに仕事を紹介された。


その男のお兄さんが経営している系列のキャバクラで


年齢が足りてなかったが事情を話すと


雇ってくれた。

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