ハツコイ*
「はいれよ。」


部屋にはいると、テレビでみるような


高級ホテルのようになっていて言葉がでない。


「座ったらどう?」


「あ、うん!」


「飲む?」


ティーカップに注がれたのはハーブティー。


「うん。」


「リラックスの効果があるんだ、それ。
俺も寝つけないときよく飲むんだ。」


たしかにあったまってすっごく落ち着く....。


「ありがと、少し落ち着いたみたい。」


いつのまにか手の震えも止まっていた。


「真姫、部屋戻って寝るか?」


「...蓮と寝たい...。」


ふあっ!!!!何を言ってるんだアタシは!!!


「ご、ごめん!!なんでもない!!!」
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