ハツコイ*
新しい生活

*遠い記憶

「ふぅー!!やっと終わったー!」


「お前、よくあんなちいせぇ家にこんだけ
荷物つめこんでたよな」クスッ


「小さいとは何よ!あれでも結構家賃高いとこなのよ!?」


今は蓮の家に荷物を運んで整頓し終わったところ。


初めて泊まった次の日、どうせ引越しするなら早いほうがいいっていう話になって


その日のうちに仕事もやめ、荷物もまとめた。


「真姫」


「何?」


「これは?捨てていいの?」


「っ!!だめ!!それはだめ!!」


ものすごい速さで蓮から奪い返す。


「何その枯れた花。なんでそんなん飾ってんの?」


「枯れてるんじゃない!!押し花にしてあるの!!」


「ふーん、まぁいいけど。大事ならちゃんと置いとけよ~」


「うんっ」


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