TRICK of FATE ~キミと出会えたコト~
「うまっ。凛ちゃん料理うまっ」
和くんは私の作ったスパゲッティをかきこんだ。
「あはっ、ありがとー」
なんか嬉しい…
「ッゲホ」
私が照れてると和くんのむせる声が聞こえた。
「だっ、大丈夫?!お茶持ってくる‼」
私は急いで麦茶をよそって和くんのとこへ持って行った。
「ごっ、ごめん、大丈夫。ありがと。」
麦茶を飲んで一安心。
和くんの隣に座っていた私はそこから立ち上がろうとすると、
…ぱしっ
「…え?」
私が振り向くと和くんが私の腕を掴んでいる。