TRICK of FATE ~キミと出会えたコト~
助けを求めるのは...
*凜side*
「2番線、発車しまーす」
階段をかけ降りた瞬間、目の前で電車が過ぎていった。
「あーあ。」
ショック~
次の電車まで40分もあるんだよなぁ...
仕方なくホームを出て駅の中をぶらぶらしていた。
「...凜...ちゃん?」
見覚えのある顔と制服。
私はその人を睨んだ。
「そんな怖い顔すんなよ~。なぁ、どっか遊び行こ?」
その人は私の腕をつかんだ。
「触らないで...」
腕を振りほどこうとした。
「力、弱っ。そこもかわいいねぇ~。さすが」
男子の力に勝てるわけなくて、されるがままにつれていかれた。