TRICK of FATE ~キミと出会えたコト~
誤解
*凜side*
「待って!」
あと少しで触れるってところで私は春からパッと離れた。
春は少し不機嫌そうになる。
だって...
「春、今日のお昼休みに、知らないコとキス...してた...」
今度は悲しくて泣きそうになる。
「りっ、凜...俺、なんのことやら...
♪ジリリリリリリー
タイミング悪く春のケータイがなった。
春はどうしようか少し迷っているようだった。
「うっ...で、出なよぉ......」
半泣きで言った。
春は戸惑いながらも電話にでることにしたようだ。