記憶のパズル-あなたの温もりを頼りに-
リセット生活
*Akane*
体力も回復させいよいよ今日は退院。
もう2月のバレンタインはすぎていた。
「朱音」
「あ、柊也くん」
「退院おめでとう」
「ありがとう♪
柊也くん、毎日来てくれて嬉しかったよ」
「ん」
「でも、大丈夫だったの?」
「ん?何が?」
「彼女さんいるんでしょ?
そのペアリング、かわいいね」
「…あ、あぁ……」
彼女の話をしたとたん、
柊也くんの顔が曇ったのは気のせいだろうか。
やっぱりあたしのせいで何か…