記憶のパズル-あなたの温もりを頼りに-

「ぇ…?」



「泣いてる…」



うそ…

何で涙なんか…


知らない間に涙が頬をつたっていた。


「朱音、好きだ…」




「…うんっ」




あたしも好きだよ。


でも自分でもわからないうちに

体が反応しちゃうんだ…


ギュッ



頭では覚えてなくても


体は反応してしまう。


そんなこともあるんだね、柊ちゃん。


ごめんなさい、悠哉。


体はこのときも覚えていたんだと思う…
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