記憶のパズル-あなたの温もりを頼りに-
そういい残して来た道を戻っていった。
ついていってれば…
俺はこのときのことを今、深く後悔している。
この間珍しく降った雪。
東京でも積もることがあるんだな。
俺は呑気にそんなことを考えていた。
車のほとんど通らない道路に面したベンチに座りながら。
多分3分くらい経った頃だった。
「あっ!あった!!」
どうやら目のいい朱音は
少し先に落ちてる指輪を見つけて…
道路の真ん中に拾いに…
「よかっ………」
「あかねーーーーっ!!」