記憶のパズル-あなたの温もりを頼りに-
「朱音パース!」
ズキンッ…
「うっ…」
頭が痛い…
「朱音、どうかした?」
「ううん、何でもない」
今の頭の痛みは何だったんだろう…
でも一瞬だし大丈夫だよね。
ズキンッ
ズキンッ
「ううっ…」
痛い…
助けて…
柊ちゃ…
「朱音っ!」
柊也くんの声を聞いて
柊也くんの腕に包まれて
あたしは意識を失った。
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―――――
「……ここは…」
「朱音…」
「…柊ちゃん?」
「ん、そうだ」
「こんなところで何してるの?」
「今日はお泊まりだろ?」