記憶のパズル-あなたの温もりを頼りに-
「最後だから…」
「最後?
どっかにお引っ越しするの?」
「違うよ」
「じゃあ何が最後なの?」
「何でもいーだろ」
突然あたしと遊びたいって言って
突然最後だからと言って
どうしたの、柊也くん。
「でもクリスマスは悠哉ともう約束してるんだ…
ごめんね?」
「あ、そっか。
ごめんごめん」
クシャッ
あたしは柊也くんに頭をクシャッて撫でられて
胸がキュッてなった。