記憶のパズル-あなたの温もりを頼りに-

「最後だから…」



「最後?

どっかにお引っ越しするの?」



「違うよ」



「じゃあ何が最後なの?」



「何でもいーだろ」



突然あたしと遊びたいって言って

突然最後だからと言って

どうしたの、柊也くん。



「でもクリスマスは悠哉ともう約束してるんだ…

ごめんね?」



「あ、そっか。

ごめんごめん」



クシャッ



あたしは柊也くんに頭をクシャッて撫でられて

胸がキュッてなった。
< 41 / 87 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop