記憶のパズル-あなたの温もりを頼りに-

*Shuya*


「最後だから…」


俺、何言ってんだろ。


「最後?

どっかにお引っ越しするの?」



ははっ。

相変わらず朱音は素直で優しくて…



「違うよ」



「じゃあ何が最後なの?」



お前のことを好きでいる最後の日に

したいんだ。



「何でもいーだろ」



これ以上言うと泣きそうだ。

俺、弱いなー


朱音。


お前のこと、ほんとに好きなんだよ。


あのペアリングどこやったんだよ…


無くすなら、拾いに…行くなよ…



「でもクリスマスは悠哉ともう約束してるんだ…

ごめんね?」


そ、うだよな。


「あ、そっか。

ごめんごめん」


もう、わかんねーよ。
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