記憶のパズル-あなたの温もりを頼りに-
悠哉が…怒ってる?
「ゆ、悠哉?」
「帰るぞ…」
「え、まだ何も乗ってないよー?」
「俺、体調悪い」
「体調悪いの?
大丈夫??」
「俺に構うなっ!
一人に…してくれないか?」
「え、う、うん…」
悠哉はつらそうな顔をして、一人で帰った。
取り残されたあたしは…
なにも考えずに帰った。
悠哉を傷つけたくなかったから…
知りたい自分もいたけど、
過去を知るのが怖い自分もいたから…