記憶のパズル-あなたの温もりを頼りに-
「朱音ー!あんたは無理しないでね!」
「うん、大丈夫だよっ」
何なのよー!
こんなのいじめだよ…
今年は体育祭が学校の耐震工事の関係で5月にできなかった。
そして文化祭直前になった。
先生も忙しいけど、
生徒もすごく忙しかった。
葵はまたあたしが倒れることを心配してくれてるんだ。
「うっわー、やっぱり宮内くん速いよね!」
「まじかっこいいー」
「あたしやっぱ後夜祭で告白しようかな?」
女子の視線、いや男子の視線も柊也くんに集まっていた。
だって柊也くん足速すぎだもん!笑