記憶のパズル-あなたの温もりを頼りに-



「朱音」



「ん?」



「はい、これ。

俺からのクリスマスプレゼント」




そう言って、悠哉はひとつの細長い箱を


あたしに渡した。



「ありがと」




笑えてる?


こんなことを考えてる自分が


とっても嫌な人だとやっぱり思った。



「これはあたしから」



「おー、うまそうなクッキー!!

さんきゅな!」



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