記憶のパズル-あなたの温もりを頼りに-

「ん…」


いつも目を覚ますと、



ベッドの横に座って


あたしの手を握って


すやすやと綺麗な顔で寝ている


柊也くんがいた。



あたしは、

なくした記憶の中でも



あなたの温もりだけは

忘れていなかったのかもしれない。



きっと体が…

覚えていたんだ。



いつもそばにいてくれたのに

いつも支えてくれたのに

いつも笑顔にしてくれたのに

いつも温もりを分けてくれたのに
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