記憶のパズル-あなたの温もりを頼りに-



「そっか」



「なんで、教えてくれなかったのよ」



「思い出してほしかった

それに、思い出せなくても

朱音はまた俺のところにきてくれるかもって




俺、朱音と一緒でバカだからさ」




「うん、柊ちゃんのばか…

でもね…」



「「好き」」



そんな恥ずかしい言葉を


同時に言って同時に赤くなって



それを隠すみたいに柊ちゃんは



そっとキスをしてくれた。


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