片想いゲーム
「野宮くん…」
「お前、顔に出すぎ!」
「ふぇ……?」
「ふぇ…じゃねーよ!
俺が怪我したから、この種目に出ないと思って浮かれてたんだろ!」
笑いながら私に言ってきた。
「……。」
言葉がでない。
なぜならば、全部当たっているからだ。
「俺は、この体育祭とかけしてんだよ!
こんな小さい怪我で選抜リレー、出ないわけにはいかないのだよっ!」
そのまま、野宮くんはどやった。
「私だって、体育祭とかけしてますよーだ!
だから私も5種目出たの!
選抜リレーでも1位とるんだから!」
「ふっ…やれるもんならやってみろよ!
女子はもと陸部がたくさんいるからな♪」
「絶対に1位とってやる!
みとろよー!
驚かしてやるんだから!!!!」