tender dragon Ⅲ
「そっか。美波ちゃんクオーターなんだ、どうりで顔が整ってるわけだ。」
「へー、すげぇな。」
「言われてみたらって感じっすよね!」
あたしがクオーターだって話でこんなに盛り上がるとは思ってなかった。
3人はグイグイ近づいてきて、あたしの顔を物珍しそうに覗きこむ。
「そんなに珍しい?」
「おう。やっぱお前可愛いな!」
葉太は真正面からあたしの顔を見る。
ものすごく見る。
「葉太さん、見過ぎですよ。」
「お前もな。」