tender dragon Ⅲ

「ムキになるなよ。」

「うるさいバーカ、バカ葉太。」

「おまっ、うっせぇバカ希龍!」

あたしから手を離して椅子に座った希龍くんは、葉太を見て笑う。


「安田、カレー食べたい。」

そして急にそんなことを言った。

「俺も。」

葉太まで。


今の仲直り?

男の子ってよく分かんないなぁ。

「はいはい。カレーな。 」

まぁ、みんな笑ってるからいいか、なんて。

‐END‐

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