好きになったのは、一匹狼でした。



「しかも何下向いてんの」



すると、クイッと顎を持ち上げられ……


至近距離で穴が空いてしまうくらい、見つめられた。




「か……梶野、くん」


「ちょっと黙って」



梶野くんのその低い声にさらにドキドキしてしまった。


やっぱり、好き。


梶野くんにドキドキさせられてばかりだ。






< 148 / 225 >

この作品をシェア

pagetop