好きになったのは、一匹狼でした。
「だって、本当に嬉しかったんだもん。引かれたらどうしようって、嫌われたらどうしようって、ここに来るまでずっと不安だったから」
「だから、それくらで嫌いにならないって」
耳を真っ赤に染めて言う梶野くん。
梶野くんが照れてる……可愛い。
「梶野くん、可愛いー!好きー!」
「はぁ?可愛いって何だよ!ていうか、そういうことなら早く言えよな」
「そういうことって……?」
「その格好してるってことだよ。お陰で1年以上も探し……って、あっ」