好きになったのは、一匹狼でした。



「だって、本当に嬉しかったんだもん。引かれたらどうしようって、嫌われたらどうしようって、ここに来るまでずっと不安だったから」

「だから、それくらで嫌いにならないって」


耳を真っ赤に染めて言う梶野くん。


梶野くんが照れてる……可愛い。




「梶野くん、可愛いー!好きー!」

「はぁ?可愛いって何だよ!ていうか、そういうことなら早く言えよな」

「そういうことって……?」

「その格好してるってことだよ。お陰で1年以上も探し……って、あっ」






< 220 / 225 >

この作品をシェア

pagetop