好きになったのは、一匹狼でした。



「あれ?モモちゃん?」



モモちゃんは、あたしに背を向けてある洋服をじっと見つめていた。


珍しい、モモちゃんがあんなに興味深々に見ているなんて。




「モモちゃんもついに、ロリータに目覚めた?」



ふふっと笑いながら言うと、


モモちゃんから冷たい視線が送られる。




「そんなこと、あるわけないでしょ」


「でも、モモちゃん、珍しく興味ありげに見てたよね」






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