好きになったのは、一匹狼でした。
「はぁ、若菜、そんなに気になるなら、梶野の後つける?」
「え!?モモちゃん、いいの!?」
「……仕方ないでしょ。若菜、引き下がりそうにないし」
「わーい!ありがとう、モモちゃん!」
これでもう少し梶野くんの私服姿が拝める!
今日は何て天国なんだーと思っていると、悪魔のささやきが聞こえてきた。
「その代わり、特大パフェに飲み物とハンバーグもつけてよ」
なんと、モモちゃんに奢らないといけないのが増えた。
でも、梶野くんのためなら、そんな出費痛くもかゆくもない……はず。