好きになったのは、一匹狼でした。



―――ガラッ



「……まだいたんだ」



もうクラスの人たちは、みんな帰ったと思っていた。


それなのに。




「か、かかかっじのくん!?」



目がトロンとしていて、眠そうな梶野くんが教室に入って来たのだ。


眠そうな梶野くん、いつ見ても可愛いです。




「ふわぁ……俺、“かっじのくん”じゃねーんだけど」



欠伸をしながら言う梶野くんもかっこいいです。






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