好きになったのは、一匹狼でした。
「か、梶野くん!?何してるの!?」
どういうわけか、一番上に貼ってあったものの画びょうを外している梶野くん。
「もしかして、手伝ってくれるの?」
「……別に。その背じゃ、上届かねーだろ」
背の低いあたしに代わって、上の方ばかりのを取ってくれた。
放課後、梶野くんと話しできただけじゃなくて、
こうして委員会の仕事手伝ってもらえるなんて。
少し鍋谷先生に感謝したりして。