双子相愛-そうしそうあい-【完】


そんな時前から
明奈たちが歩いてきた。


まさに仕組まれたように…。


「先生には関係ないでしょ?
 ほっといてもらえます?

 あたしに構ってるヒマあるなら
 仕事しろっつーの…」


あたしは吐き捨てるように
先生に言った。


「は?!
 先生に向かって何言ってんの?」


明奈があたしにつかかってきた。


「何が?」


あたしはみんなとケンカしたい訳じゃない。
なのになんでこうなるんだろう…


神様はほんと意地悪だ。


< 130 / 200 >

この作品をシェア

pagetop