双子相愛-そうしそうあい-【完】


「ぃってぇ!!
 引っ張んなって!!」


何度もそう声をあげる男に
女かっと突っ込みたくなった。


学校を出て取り敢えず近くの公園に
移動した。


「で、何が目的?
 いきなり目の前に現れてさ…」


あたしは男の手を雑に払いのけた。



「俺の子供に会ったって良いっしょ?」



「あんたを父親だとは思えない。」



そりゃそうだね~なんて笑ってる男に
殺意が芽生えた。


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