双子相愛-そうしそうあい-【完】
「あたしは五十嵐さんに真実を聞くまで
実親を恨んだ。
付き合ってた頃の自分を呪った…。
神様は残酷だって何度も思った。
運命を呪った…
必然を作った自分を呪った…。
でも…
今はこんなキセキみたいな出会いで…
あたしは嬉しいの。
もしあたしと礼衣が
幼馴染みじゃなくても…
玲衣とは必ず会えた。
どんな形でも大切な玲衣と会えた。
もう…結ばれなくても・・・
あたしは玲衣と双子で…良かった。」
最終的には…
礼衣と出会えたことに“感謝”…
そうしか思えなかった。