続・るーむしぇあ。
はてなマークを頭に浮かべた私を置いて、和希くんは立ち去ろうとする。


「え?和希くん?なになに?」


「……お前の部屋で寝たんじゃなかったら別にいいの」



……?


……。


……!!


私と樋口さんが一緒に寝たと思ってたってこと?!

それでリビングで寝たって聞いて安心したってこと?!


「そ、そ、そ、そ、それってヤキモチ?」


背中を向けた和希くんがピタリと立ち止まった。


「……悪い?」


「悪いわけない!!」


朝から幸せすぎて死んでしまうかもしれない。

死んでも構わないくらいの幸せだ。
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