続・るーむしぇあ。

「姫、朝食が冷めてしまいますよ」


甘い沈黙の余韻を感じる暇もなく樋口さんの声がする。

もう!今いい雰囲気だったのに!!



リビングに入るとパンケーキの甘い香りがした。


「パンケーキだ!!いただきますっ」


さっきの怒りは一瞬にして吹っ飛んで、私は焼きたての大好物を口に運ぶ。


「おいふぃー!!」


「姫、食べながら話さないで下さい」


「……はい」


前に和希くんにも怒られた気がする……。

ん?そう言えば、前に和希くんが美味しいパンケーキ持って帰ってくれたことあったな。
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