目が覚めたら異世界でした





あたしは好きだ。

いつかは燃え尽きる灼熱の炎も

人と違うこの紫の瞳も

あたしを置いてけぼりにした両親も



首から下げたロケットを開けたら

母の写真が入ってるんだろうけど

今のあたしにはまだ開けられない

過去の、幼い頃の記憶を取り戻すまであたしは

このロケットを開けたくはない。





< 3 / 3 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop