八神 零


「シズヤ?…ああ、ボスか…呼ぶなヨ…」

「大丈夫、誰も聞いてない。行くよ」



あの、白いナイフを懐に。

ハンドガンを腰に隠し、頷いたエイトは不敵に笑った。



「なんか…お前とシゴト久しぶりダ」

「嬉しそうだな」

「…い、行くゾ!」




足早にマンションを出るエイトの背中を追いながら、俺も笑った。


ああ、馬鹿だな。




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