八神 零


その置くの椅子に。

テーブルの向こう側に偉そうに座るスーツ姿の男は、ちょっとした知り合いでこのキャバクラのオーナーだ。


葉巻を口にしながら豪快に笑ってから、エイトを見ていた。


「お久し振りです、オーナー」

「ん?おう。どうした?今日は。友達もつれて」



今だエイトに目を向けつつ、オーナーはプハー、と煙を吐き出した。

エイトが嫌そうに顔を剃らしたのを視界にいれつつ、取り敢えず彷徨いて良いか許可を取る。


< 116 / 182 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop