八神 零
それから間もなく。
美咲から丸岡秀司が来たと連絡があり、俺達はVIPルームに向かった。
個室のVIPルームにいたキャバ嬢と丸岡。
こっそり呼び出し、丸岡だけにするとエイトがどうする?と目で言った。
「…んじゃあ、エイトに任せる。気絶させてきて」
俺が笑って言えば、了解、と部屋に入っていった。
暫くしてエイトは丸岡を肩に担ぎ、ニコニコと出てきた。
「ラクショー」
「おつかれ。じゃ、早く行こう」