八神 零
エイトを見ると納得したように頷いてから、車の中の男に丸岡を渡した。
受けとると直ぐに車は去っていき、俺はふう、と息を吐いた。
「これで…終わり?」
「ん。一応、終わり」
おつかれ、そう言ってから首をコキリと鳴らしてみる。
「じゃあじゃあ!この後、どっか行かン??」
来たか…。
覚悟を決めて、俺は苦笑いを返した。
話し合い……あぁ面倒くさい。
イソイソと連れていかれたのはお洒落なバー。
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