八神 零


部屋に付いていた電話で何かを注文し、俺の前に座った。

真剣な眼差しで、ゆっくり話し出した。


「まず…急に居なくなったのは何でダ?」

「…前にも言ったけど、居なくなった、ってより、エイトと会わなくなったんだけどね」

「だから、それが何でダヨ!」

「はいはい。…俺、今高校行ってるんだ」

「高校?」

「そう。普通の高校」

「何で?あれ、レイって何歳…?」

「17。エイトは高校中退してたね。そう言えば」


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