八神 零
「…ケド、俺はお前しか信じれなかったから…それでも、お前が俺を利用していたとしても、俺はお前が好きだ」
「利用してないよ。楽しんでいたんだ」
真剣な所、悪いけど勘違いは止してくれ。
好きとか嫌いとかそんなのは糞どうでも良いから。
「……ああ」
「でも、別に悪くないと思うよ?楽しくなければ、やっぱり一緒に居ないから。人間なんて自分に利益があるものしか必要としないからね」
無償の愛なんかにも、やっぱり利益を含んでいるんだよ。
見返りをなしに何かをやる人なんていない。
どんなに調子が良いこと言っても、必ず利益がある。