八神 零
「…つまり、お前は…俺を必要としてくれてたのカ?」
「必要……」
面白い事を言う。
確かに、飽きて離れた。
再開したエイトは更に詰まらなくて…俺のアレがきっかけで面白くなれば良いって思った。
そうか…。
「うん、必要、だね」
「マジか!?」
「…殺し、恐い?」
「…少し。危ない目に合ったことないから…分からなかった。いや、忘れてた。……正直、お前が怖かった」
「で、自分の殺しにも臆した?」
「……」
コクリ、と頷いてあの不味いアルコールを飲んだ。
良い経験になったようで。