八神 零


「俺のこと、もうそんなに信用しちゃったの?」


アハハ、笑えば飛んでくる拳。

それを避けてとりあえず、溝に一発。



うん、やっぱ腹筋も柔らかい。


「グッ…ゥ…」

「そんな慌てんなっての。俺だって用があってわざわざあんた連れて来てんだからさぁ」


くあり、とアクビを一つ。

今日はなんだかもう眠いなぁ、なんてね。



「……信用なんてしてねぇ。けどな!お前が、お前自信を一番信用してんだろ。それにかけてやってんだよ」

「え?つまり信じてるってことだよね。回りくどいなぁ」

「…うるせーな。どうせお前は自分のことはバカみたいに過信してるけど他人は信用しないんで…「するよ」」


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