八神 零

「え…?」

「俺、触られるの嫌なんだよ。それに、助けてないってのは、アンタが暴力されてるの見てて、止めなかったんだぞ?」

「じゃあ、最初から見てた、の?」



触られた所をパンパンと払いながら、八神は冷たい目で女…細井を見た。



「ああ。止めたつもりないし、俺は面白い事言ったあの子達に質問したかっただけ」



そう言うと八神はまたクルリと向きを返ると歩き出した。



< 37 / 182 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop