八神 零
ポーン……
人指し指でピアノの鍵盤を弾いた
苛める、という単語にピクリと反応したリーダー。
「…え、え?いや、苛めてなんか……」
「今更隠す?良いから言えよ」
「…………八神君知ってたの?」
また鍵盤を弾いた八神はリーダーを見る。
立ったまま動けないリーダーに座るよう、近くにあった木の椅子を指差した。
「あー…無視から始まり手紙を書いて、ノート、机に落書き。トイレでの水かけ、呼び出し。そんで、旧校舎での紙染めとカット。理科室で腕調理……だろ」