八神 零


「……っ!」

「そんな事はどーでも良いんだよ、で?何なの?細井って」


手を止め、リーダーを真っ直ぐ見る。

全てを見透かすような…いや、実際見透かされた事に恐怖を覚えたリーダーは背中に嫌な汗がつたる。
手が緊張で汗ばんできていた。



「……何って…アイツは…っ!アイツは私の彼氏を取ったんだ!」

「で?」

「…………アイツは、すごい男タラシで…私の友達の彼氏も簡単に奪う奴で……」


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