八神 零
「相変わらずつかめねー奴だナ。お前もシゴトしてくんねーと困るんだケド?」
頭をかきながら、手をポッケに突っ込んだ。
下げすぎのズボンのせいで足が短い。
「仕事…ねぇ。じゃ、今度はどんな事をしてくれるの?」
笑顔で首を傾げるとエイトは訝しげに眉を寄せた。
「…シラネー。ボスに聞け」
…まあ、ね。
コイツも、雑魚。
いいなりの犬に興味はない。
ましてや、人殺しに、は。
「んじゃあ、ボスに伝えろ。俺に話があんならお前から来い、と」
俺が睨むと肩を揺らしたエイト。