八神 零
「今更…ね。別にそう言われる筋合いはないけど」
「なん…消えたじゃねーかヨ」
「会わなくなっただけで俺はこの町にいたしね。強かったのかよ、に関しては、君が弱いだけだ。って返して良いかな?」
カッと顔を赤くしたエイトはプルプル拳を震わせてから、ガクンと肩の力が抜けた。
「……俺は…お前の事、なんも知らなかったんダナ」
「そうだね。何一つ」
恥じる事はない。
俺を知る奴なんていないのだから。
神が存在しないのなら…な。