生徒会室まで来なさい。
どうしようどうしよう。
とにかく、こうして舞台の上に立ってしまった以上、何か言わなくちゃいけない。
もう私が壇上に立ってからしばらく経つ。
この私の発言の為に全校生徒が集められてるんだから、何か言わなきゃ。
そうだ、できるだけアホらしい発言をして、信用をなくそう。
そうして不信任になって、生徒会から逃れよう!
私はそう決心して、深呼吸をして口を開いた。
「え、えーとみなさ」
キイイイィィィィンン……
私が話し始めた瞬間、マイクが盛大にハウリングした。
私の目の前で整列する数百人の生徒がいっせいに目をつぶり、は耳を抑える者も現れる。
ああっ、みなさん、ごめんなさい。
そして私、早くここから逃れたいです。