永遠に君を


話している間に教室に着いた。

それでもなお、羚は話そうとしている。

… ドアの前に立つのは邪魔になるよね。

少し寄って壁にもたれながら羚の話に
耳を傾けた。

私はたまに相槌をする程度。

「そーいや、結局お前は誰と

昼飯を食うんだよ」

結構前に終わった話を掘り返してくるのも

羚のしぶとい性格でもある。

終わったこと何だから … 忘れててよ。

思考を巡らせると、ある人の名前が浮かぶ。


< 19 / 70 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop